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アスパラガスのカルテ
▪アスパラガスについて
アスパラガスは玉ねぎ、にんにく、ニラなどのユリ科の仲間で、歴史は古く、ギリシャではBC6世紀頃には栽培されていました。アスパラガスの学名は、アスパラガス・オフィシナリスで、オフィシナリスとはラテン語で「薬用」を意味しており、食用はもちろん、利尿剤や鎮痛剤としても利用されていました。
日本へは江戸時代後半に観賞用として伝来しました。明治時代初期には、北海道開拓にともなって食用の種子を導入。本格的に栽培が始まったころには、アメリカからホワイトアスパラガスの缶詰がたくさん輸入されており、北海道で生産されたアスパラガスもホワイトアスパラガスだったため、そのすべてが缶詰に回されてました。しかし、昭和40年代以降はグリーンアスパラガスが好まれるようになり、ホワイトアスパラガスは減少しました。
▪アスパラガスの選び方
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穂先がピンとしてしまっているものが良いです。茎の太さが一定でシワが寄っていないものを選びます。
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切り口がみずみずしいものを選びます。凹んでいるものは避けましょう。
▪アスパラガスの保存方法
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鮮度が命の野菜です。購入したら出来るだけすぐに茹でることをお勧めします。
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保存するときには、ラップなどに包んで立てた状態で冷蔵庫に入れます。これは、横に置くとアスパラガス自身が起き上がろうとしてエネルギーを使い、鮮度が早く落ちてしまうためです。
▪アスパラガスの栄養
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栄養素アスパラギン酸は新陳代謝を促し、疲労回復やスタミナの強化が期待できます。
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カロテン、ビタミンEも含み血行を良くするだけでなく、高血圧を抑制するルチンを含みます。
▪アスパラガスの調理方法
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生で食べてもおなかを壊すことはありませんが、多少のアクがあるので さっと茹でて食べるのが一般的です。
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料理をするときは根元の部分は薄く皮をむき、すじが残こらないようにします。
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茹ですぎると歯ごたえがなくなるので注意しましょう。
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