豆のカルテ
▪豆について
豆の歴史はとても古く、紀元前から栽培が始まったといわれています。
乾燥豆は品質を低下することなく長期保存ができ、たんぱく質などの栄養価も高いことから、世界中で栽培されるようになりました。
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えんどう豆
紀元前7000~6000年頃の新石器時代に大麦や小麦と共に栽培されていたことが古代遺跡の発掘調査で明らかになっています。エジプトのツタンカーメン王の墓の中から見つかった「ツタンカーメンのえんどう」は有名な話です。
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そら豆
紀元前3500~3000年頃から栽培されています。若いサヤが天に向かってつく様から「天豆」とも書きます。サヤが垂れてくるといよいよ収穫時期となります。
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さやいんげん
紀元前5000~4500年頃から栽培されていました。コロンブスによる新大陸発見に伴いヨーロッパに伝わりました。いんげん豆は若さやを野菜として利用するさやいんげん用と、煮豆・甘納豆・餡に使用する乾燥種実に大別されます。
▪豆の選び方
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スナップエンドウ
先のヒゲがピンとしていて、緑が濃く、ツヤがあるものを選びます。
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そら豆
緑色が濃く白いうぶ毛がうっすらと生えていて、さやを押さえても豆が動かないものを選びます。
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さやいんげん
まっすぐで両端がしなびていないもの、緑色があざやかでハリがあるものを選びます。
▪豆の保存方法
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スナップエンドウ
風に当たるとしおれてしまうので、ペーパータオルなどに包んでからビニール袋に入れて冷蔵庫で保存します。
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そら豆
さやから出してしまうと堅くなるので必ずさや付きのままビニール袋などに入れて保存します。
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さやいんげん
保存するときはラップに包んで冷蔵庫の野菜室で保存をします。
傷みが移りやすいので傷んだものを見つけたら直ぐに取り除きます。
▪豆の栄養
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スナップエンドウ
栄養は豊富なカロテンを含み細胞の老化を防ぎます。ビタミンCも多く含まれます。
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そら豆
糖質とたんぱく質やビタミンやミネラルも多く含みます。
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さやいんげん
カロテンとビタミンCを含み肌の粘膜に抵抗力をつけます。
▪豆の調理方法
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スナップエンドウ
すじを取ってから調理します。
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そら豆
さやから出し空気に触れると堅くなるので、むいたら直ぐに調理します。
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さやいんげん
茹ですぎると歯ごたえがなくなっておいしくないのでお湯に入れて沸騰したら直ぐに取り出す位で良いです。