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菜の花のカルテ

▪菜の花について

地中海沿岸を原産とするアブラナ科の植物で、中国を経て日本には奈良時代までに伝わり、葉野菜として栽培されていました。平安時代には種子から油を絞り菜種油が登場し、食としてよりは、菜種油の原料としての栽培が盛んとなりました。その後、菜の花その物を食べられるようになったのは意外と遅く、明治時代以降になります。

▪菜の花の選び方

  • つぼみがそろっていて花が咲き始めているものは避けます。

  • 切り口が新鮮で葉の色が濃いものを選びます。

▪菜の花の保存方法

  • 風に当ると萎れやすいため、湿らせたペーパータオルで全体を包みラップやビニール袋に入れて冷蔵庫で立てて保存します。

  • 沢山あり1回で使いきれない場合には、茹でて冷凍保存します。

▪菜の花の栄養

  • カロテン、ビタミンC、カルシウム、鉄分、カリウムを多く含みビタミンB群も含みこれらが複合的に働いて抗酸化作用を発揮し、生活習慣病やがんの予防に効果があります。

  • 身体の抵抗力を高め、風邪などの感染症から身体を守ります。

▪菜の花の調理方法

  • 火の通りが早いので茹でるときはさっと茹でます。茹ですぎると歯ごたえがなくなってしまいます。

  • 炒めるときなども火の通しすぎに注意します。

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