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大豆のカルテ
▪大豆について
原産地は諸説ありますが、中国という説が有力で今から約2千年前の弥生時代に朝鮮を経て伝来したと考えられます。古く古事記や日本書紀の神話の中の穀物として登場しており、そのころの食べ方は、煮豆や煎り豆が主でした。
奈良時代に入ると、中国との外交も盛んになり、味噌やしょうゆの加工方法も伝わったことで加工品として利用されるようになりました。全国的に大豆が広まったのは鎌倉時代の後半で、栽培も多くされるようになり、味噌やしょうゆ以外にも加工ができるようになったことで、日本人にはなくてはならない食材になっていきました。また、未熟な大豆(えだ豆)として食べられたのは、はっきりと和漢三才図会に記載されている江戸時代だと言われています。
▪大豆の選び方
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粒が揃っているものを選びます。
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カビなどが生えていないものを選びます。
▪大豆の保存方法
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茹でて保存する場合には、袋に入れて冷凍して保存します。
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そのまま保存する場合には、瓶に大豆と乾燥剤を入れて保存します。
▪大豆の栄養
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大豆たんぱくに含まれるイソフラボンは骨中カルシウムを保ち、骨粗しょう症の予防や更年期障害の症状を軽くしてくれます。
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大豆に含まれるサポニンは水にも油にも溶けコレステロールを分解し血液の循環をスムーズにします。
▪大豆の調理方法
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乾燥の大豆は一晩水につけて戻します。水煮になって売られている大豆を利用すると手軽です。
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