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生姜のカルテ

▪生姜について

古くから東南アジア、中国で栽培され、重要な香辛料や薬用に用いられてきました。日本でも「古事記」に記載があるように、昔から一般的に親しまれ栽培されています。根茎で増え、古い生姜の上に新しい生姜ができ、地上部は葉だけがでます。その収穫時期などにより、葉生姜、新生姜、根生姜などの名称で呼ばれ、根茎をそのままおろして薬味や料理に使用します。

世界的には、皮付きのまま天日で乾燥したり、皮をむいてから乾燥したりした生姜が主流です。飲料であるジンジャーエールは乾燥した根茎を原料にしています。

▪生姜の選び方

  • 新生姜は白い部分と赤い部分がくっきりしていて、皮に茶色い傷がなく、みずみずしくはっているものを選びます。

  • 根生姜は独特の飴色で光沢があり、肉厚でどっしりしているものを選びます。

  • どの生姜も触ってぶよぶよせずに皮も張っているものが良いです。

▪生姜の保存方法

  • 生姜は水分があると傷みやすいので、風通しいの良い場所で乾かしてからラップなどに包んで、冷蔵庫で保存します。

  • 冷凍保存するときは、すりおろしてからラップに薄くのばしてしっかり包みます。

▪生姜の栄養

  • 消化液の分泌を助けて食欲を増進させます。

  • 強力な殺菌作用があります。

  • 生姜は身体を温めると言われますが、温めるのは末梢部分で、内臓は冷やす作用があります。薄く切って陰干しして使うことで、冷やす成分が揮発すると言われていますが、苦味が強くなるので注意をしましょう。

▪生姜の調理方法

  • 煮魚の臭み取りに薄切りやせん切りにして一緒に煮たり、お肉にはおろして使用することで殺菌効果を生かします。

  • 新生姜が手に入ったら、薄切りにしてさっと塩茹でし、甘酢漬けにして保存します。

  • 生姜のはちみつ漬などの加工品も多いので、紅茶やケーキ、クッキーなどに使うと便利です。

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