top of page

トマトのカルテ

▪トマトについて

トマトの生まれ故郷は、南米アンデス山脈の西斜面沿いの高原地帯(ペルーなど)と言われています。その後、中央アメリカやメキシコに伝わり、欧州には16世紀に地中海からイタリア、その後ヨーロッパ全域に広まっていきました。トマトは当初ベラドンナという有毒植物に似ていたため毒があると信じられ観賞用でした。一般的に食用となったのは18世紀のことになります。
日本に初めて伝えられたトマトは、今のミニトマトに似ている程小さな種類でした。ヨーロッパと同様に鮮やかな色あいから、おいしい果実と言うより毒のある危険な果実だと思われ観賞用として珍重されていました。食用になったのは明治以降で、大衆野菜として消費されるようになったのは第二次世界大戦後です。日本人の味覚にあった品種の育成が盛んになり、全国各地で産地が出来ました。

▪トマトの選び方

  • 全体に丸みがあり硬くしまっていて、赤く艶があるものを選びます。

  • へたが緑色で生き生きしているものを選びます。

  • へたの周りがひび割れているものは避けます。

▪トマトの保存方法

  • ビニール袋かラップに包んで冷蔵庫で保存します。

  • 青いものは常温に置き自然に熟し赤くさせます。

  • たくさん収穫した時などはトマトソースやペーストにして冷凍庫で保存します。

▪トマトの栄養

  • 独特の酸味が胃液を適度に刺激して胃液の分泌を促し消化を助けます。

  • ビタミンC、ビタミンBを含みます。赤い色素のリコピンは発がんの予防や動脈硬化の予防に良いと最近の研究で報告されています。

▪トマトの調理方法

  • 皮が気になる時は十字に切れ目を入れて湯むきしてから使います。

  • 品種によって生食用がおいしいものや火を通すことによって旨味が増すものもあります。

レシピを見る
bottom of page